DONGE ドンジェ
ロレーヌ圏
ブリの仲間でもひときわ大きな「ブリ ド モー」は、王室や権力者たちに愛された、歴史の中に幾多の逸話をもつ由緒あるチーズです。フランス白カビチーズ王者とも謳われ、フェルミエで長年取り扱っているドンジェ社のものは、香りと味わいのバランスが素晴らしく、シャンパーニュや上等な白ワインに合わせれば優雅なひとときを楽しめます。
広がる「ブリ ド モー」の世界観。
ドンジェ社の創業は1930年。創業者のエティエンヌ・ドンジェ氏は無殺菌製のブリを製造、パリの市場まで運んでいました。やがて生産量の増加に伴い1956年現在のムーズ県へアトリエを移転。1980年、ブリ ド モーがAOC取得するとさらに消費は上がります。2代目クロードと妻のマドレーヌは1984年に熟成庫を設け、熟成まで一環して手がけるようになりました。
引き継がれる歴史。
1990年代以降、小規模のアトリエの多くが姿を消していく中で、家族経営のドンジェ社は品質の向上に取り組み、その波を見事に乗り越えます。現在は2人の息子、ジャン・ミッシェルが生産技術部門を、リックが営業を担当しています。
期待を超えるプロフェッショナル。
ドンジェ社は、製造から熟成まで自分たちの手元で管理し、納得した商品を出荷し続けています。その品質は厳しい目を持つフランスのプロたちにも認められ、パリ農業コンクールでも華々しい受賞歴を誇っています。
