CARLES カルル

ミディ・ピレネー圏

2000年以上の歴史を誇るフランスブルーチーズの最高峰ロックフォール。世界的にも知名度が高いにも関わらず、製造しているのはわずか7社しかありません。大手が競う中で、カルル社では現在も伝統的職人技を守り続け、すべての工程を手作業で行っているつくり手です。

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3代に渡る伝統。

カルル社の製造所はロックフォールの原産地呼称認定に規定されている熟成洞窟がるロックフォール・シュール・スールゾン村のほど近く、南アヴェロンの村にあります。1927年フランソワ・ルルにより創業。1957年2代目ジャック・カルルに引き継ぎ、1997年、末娘のデルフィーヌが3代目となって今に至ります。デルフィーヌに受け継がれた遺産、それは3代にわたって引き継がれてきた手づくりの職人の製法です。

ロックフォールの青カビは自然からの贈り物。

2011年に新しくなった工房では毎日新鮮な羊のミルクを元にチーズを製造、カードの型詰めも青カビを振るのもすべて手作業です。ロックフォールに欠かせない青カビは、伝統どおり天然の洞窟にパンを置き、その天然培養したペニシリウムを用います。

創業者の思いを。

カルル社の製造量はロックフォール総生産量のわずか1パーセント。会社は小規模ですが、力強さの中にも羊乳の甘みが際立ち、繊細で風格のある味わいが出せるのは、創業者と同じ精神と情熱を持ち守り続け、積み重ねた歴史の賜物です。

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