BERTHAUT ベルトー
ブルゴーニュ圏
ブルゴーニュのコート・ドール県といえば、フランス屈指のワイン銘醸地。ワインの搾りかすを使った香り高い蒸留酒「マール・ド・ブルゴーニュ」も有名で、この蒸留酒で表皮を洗い熟成させたウォッシュチーズが、今やベルトー社の世界的ブランドとなった「エポワス」なのです。
「エポワス」の復活劇。
「エポワス」は、16世紀頃よりつくられていた歴史を持ちながら2つの大戦で生産は大きく減少。1956年、人々の記憶から忘れられかけていたエポワスを復活させたのが、ロベール・ベルトーと妻のシモーヌでした。この復活劇が後のベルトーブランドの始まりとなるのです。
世界へ羽ばたくベルトーブランド。
2人の情熱によって息を吹き返したエポワスは、息子ジャンの努力によって1991年に原産地呼称を取得。消費者に伝統と品質を保証できたことがさらに追い風となって、その名を広く知られるようになりました。さらにブルゴーニュ地方の文化とテロワールの味を守りつつ、徹底的な衛生管理をし、新たな熟成の技術を勢力的に開発していくことで、国内に止まらず、世界の美食家をも魅了し「エポワスといえばベルトー」と言われるほど大きく羽ばたいていきました。
不滅のベルトーイズム。
2015年、ベルトーブランドは大手乳業社へと移りましたが、その品質の高さは失われることなく、今でも素晴らしいウォッシュチーズの数々をつくり続けています。フェルミエに通われるお客様にもベルトーのウォッシュチーズを愛してやまないファンが多数いらっしゃいます。