COOPERATIVE DES PRODUCTEURS DE FROMAGES DALPAGES LETIVAZ AOP レティヴァ協会
ヴォー州
「レティヴァ」はスイスのAOP第1号で、伝統的手法を守り続ける希少なスイスのハードチーズです。1934年、アルプスの高地に最初のカーヴを建設したのがレティヴァ協会の始まりです。協会は約70軒の生産者と契約、彼らのほとんどはシャレ(山小屋)を持ち、雪解けとともに移動放牧をはじめます。
スイスが誇る山のチーズ。
レティヴァはアルプス山脈の裾野、標高1,000~1,800メートルの当たりで5月10日~10月10日の間放牧された牛の乳を銅鍋を使い薪の火を使って加熱するなど、昔ながらの製法が義務づけられている山のチーズです。
伝統を守り続けて。
協会会長のレノーさんのシャレでは麻布に集めたカードを天井から滑車を使って型入れを行いますが、約40キログラムの大きな塊を何度もひっくり返して布を取り替える作業はすべて手作業。こうして伝統を守る人がいてくれるからこそ、風味豊かな美味しいレティヴァを楽しめるのです。
日本にも多数のファンが。
夏期高地放牧、銅鍋と薪を使用して加熱などの工程を経てつくられたレティヴァは、力強い風味と凝縮感のある濃厚な旨みを持っています。純米酒や焼酎にもよく合い、日本でも愛好者の多いスイスチーズとして知られています。