GRAINDORGE グランドルジュ

バス・ノルマンディー圏

有名な「リヴァロ」などのウォッシュチーズの生産者として100年以上の歴史を誇るグランドルジュ社。会社を置くノルマンディーの中心ペイ・ドージュは、西岸海洋性気候の恩恵で1年を通し温暖で酪農に適した肥沃な土地です。この地で地元のテロワールを大事に数々のチーズを世界に送り出しています。

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高まる「リヴァロ」の評判。

ペイ・ドージュの地にユージーヌ・グランドルジュがチーズ工房を建てたのは1910年のこと。当時は農家がチーズをつくり、それを買い付け熟成する職人と分かれており、当初はユージーヌも自分の農場の牛のミルクでリヴァロを製造していましたが、1920年になるとチーズも買い付けて熟成も手がけるようになりました。戦後の1958年、2代目ベルナルの代になるとリヴァロを量産する自社工場を建設。伝統に則ってつくられた品質の高いリヴァロの評判はパリまで届き、その名が知られるようになりました。

グランドルジュ社3代目代表のティエリー

困難からの再出発。

1970年、伝統とノウハウを引き継いだ3代目ティエリーはさらに販路を広げアトリエを拡大。リヴァロ以外のチーズ製造も始め、工場を近代化へと進めていきました。ところが2002年、工場が漏電で全焼するという災難に見舞われました。そんな苦しい中でも努力と地元の生産者の協力により、2004年についに新工場を再建。2012年には社屋を新しくし、小さなリヴァロ村に活気を戻しました。

あふれる地元愛。

近代的な工場へと移り変わったグランドルジュ社ですが、伝統を守るべくリヴァロの最大の特徴であるレーシュ(蒲)の栽培や、地元の小さな工房を守ることにも投資するなど、地元オージュのテロワールを大切に守り続けているつくり手です。

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