11月食欲の秋に
「ブルードーヴェルニュ」
Bleu dʼAuvergne

今日もそこにあるブルー「ブルー ドーヴェルニュ」
オーヴェルニュ地方の、とある農家の青年の興味本位から偶然に生まれたブルーチーズ。現在ではフランスの食卓にいつも当たり前にあるこのブルーチーズの魅力とは…。

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オーヴェルニュからの価値ある“一食”。

四季がはっきりとした火山性土壌の豊富な牧草地を持つ山々の中心にあるオーヴェルニュ地方。「ブルー ドーヴェルニュ」は、そこで丹精に育てられたブルーチーズです。
19世紀半ば、ラカイユ市にある農家、アントワーヌ・ルーセル氏の情熱とアイデアから誕生しました。ライ麦パンに生える青カビを牛乳に混ぜて、針でチーズに穴を開けることで美味しいチーズが出来るのでは?と思いつき、そこから現在のブルー ド―ヴェルニュへと進化を遂げました。ユニークな環境で厳密に定められたつくり方によって、AOP(原産地呼称保護)チーズのひとつにも数えられ、150年以上にも渡る生産と熟成の伝統を守り続けたこのブルー ドーヴェルニュの味わいは“一食”の価値ありです。

ラカイユ社、伝説の営業マン。

フランス各地のチーズ商たちからも絶大な信頼がある同社のオリヴィエ・プーペさん(写真左)。
オリヴィエさんは、その快活なキャラクターを活かして度々テレビ番組などに出演し、地域自慢vsお国自慢の企画などで活躍しています。大のお酒好きで食べ歩き好き。自らフランスで自分のチーズを取り扱っているお店を訪ね、シェフたちと交流を深めています。ラカイユ社への各国の絶大な信頼があるのは、彼のその人望や営業力、おもてなしの心とその笑顔によるところも大きく、シェフたちは引き寄せられるように彼のチーズ屋さんに集まっていくのです。

(左)伝説の営業マン、オリヴィエ・プーペ氏

万能のブルーチーズ。

フェルミエ定番のブルー ドーヴェルニュは1ブロック約1.2kg。最低4週間の熟成を経て出荷可能となります。4週間ではブルーはまだ尖っている状態ですが、フェルミエに届くのは6~8週間熟成させたものです。入荷後はフェルミエのカーヴで状態を見ながら追熟させることでバランスのとれた味わいになっていきます。更にお好みで追熟させることで、クリーミィになっていきます。

おすすめのマリアージュ

ワインを合わせるなら「モンバジヤック」や「ピノー デ シャラント」のようなソフトな白ワインがおすすめです。まろやかな白ワインによく合いますが、甘口には合わないのでご注意下さい。
辛口の白を選ぶなら、果実により近いニュアンスを持ったものがおすすめです。また、ロゼワインとも非常に相性が良いです。白ワインと同様にロゼには青カビと相性が良くないタンニンが入っていないので、セミドライの「カベルネ ダンジュー」、またはオーヴェルニュ地方の心地よいワイン「コラン」をおすすめします。

おすすめの食べ方。

食べ方はシンプルにパンにたっぷりのせて召し上がるのも良いですし、少しハチミツを添えて、胡桃をトッピングするのもおすすめです。ブルーチーズが苦手という方はトーストすることでまろやかになりますのでぜひお試しください。前菜やおつまみだけでなく、主役となるパスタやお肉料理のソース、タルトやパイ、ケーキなどのスウィーツなどにも重宝され、幅広く活躍します。寒くなるこの季節には、お好みのお肉や野菜と一緒に煮込んだフランスのお鍋料理「キャセロール」や、キノコと一緒にあったかスープにしても良いですね。

▼ オーヴェルニュ地方のおすすめレシピ ▼
「マッシュルームとブルー・ドーヴェルニュの卵のキャセロール」
「カリフラワーのクリーム ブルー・ドーヴェルニュ添え」



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ブルー ドーヴェルニュ
BLEU D’AUVERGNE

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