8月はシャープな味わいのゴルゴンゾーラに赤ワインを合わせて
ピリリと青カビの風味を感じるピカンテタイプのゴルゴンゾーラ



赤ワインに合わせたりお料理にも便利なゴルゴンゾーラ
世界3大ブルーチーズのひとつに数えられるゴルゴンゾーラ。ピカンテタイプは、「ナトゥラーレ」とも呼ばれ、身がギュッと締まり青カビの辛味もシャープな味わいです。ピエモンテの赤ワインと合わせて楽しんだり、リゾットやパスタソースとして料理にも大活躍します。蜂蜜や完熟した果物を添えてもぴったりです。
ジェルミニ社の歴史は小さなコミュンからの出発
ゴルゴンゾーラの生産者ジェルミニ社は、19世紀後半に伝統的なゴルゴンゾーラの生産地の中心でもあるロンバルディア州ミラノ県の小さなコミュン、ベザーテにあるティッチーノ川のほとりで創立。運搬用の水路の発達と共に生産量を伸ばしていきました。熟成庫を作ってからはさらに売上を伸ばし、成長著しい時代に2代目となるカルロ・ジェルミニが生まれ、ジェルミニ社の輝かしい歴史が幕開けました。


ゴルゴンゾーラの品質で成功の道へ
小さな製手工場で生まれ育ったカルロは、ブルーチーズの王様である「ゴルゴンゾーラ」を熟知していました。祖父母から小さな工場を引き継いでからはその才覚を発揮し、生地のクリーミーさや味わい深さの異なるチーズをつくり、顧客の好みに合わせて出荷。国内外より質の高さから定評を収め成功しています。
1997年に建設された工場は、2004年にチーズ熟成部門を新たに増築しました。約7,000㎡の敷地面積を誇るこの建物は、ゴルゴンゾーラDOPチーズの3つの製造工程(製造、熟成、包装)を一つの建物に集約しています。今では工場も衛生基準をクリアした近代的な形になる程までに成長しましたが、伝統、品質にこだわり抜いた製品を守るため、ジェルミニ社の哲学は3代目となるカルロの息子に受け継がれています。