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今月のチーズのお話

2020 November

ブリア サヴァラン(アフィネ) Brillat-Savarin Affiné
ブリア サヴァラン(アフィネ) Brillat-Savarin Affiné

掲載日:2020/11/20

ブリア サヴァラン(アフィネ) Brillat-Savarin Affiné

ブリア サヴァラン(アフィネ) Brillat-Savarin Affiné 

さわやかな酸味と滑らかな口溶けが高名な美食家の名を冠し、世界的な人気を博した「ブリア・サヴァラン」を4週間熟成させて造られています。やわらかな薄い白カビに覆われ、クリームを添加した中の生地は非常に口溶け滑らかです。
 ブルゴーニュの黄金の丘として有名なコート・ドール地域は、中世から続く葡萄栽培と傑出したワインづくりにより2015年7月ユネスコの世界遺産に登録されました。ここから世界にチーズを発信するのがデュラン社の社長、フィリップ・デュラン氏。スケールの大きなビジネスを展開し一代で成長を遂げました。創業は1969年、フィリップのご両親がつくった酪農工場からスタート、80年代にはフレッシュタイプの「ブリア・サヴァラン」の製造・販売を手掛け一躍人気を集めました。1994年、フィリップが製造責任者になると製法を伝統的手法に戻し、白かびをまとった熟成タイプの「ブリア・サヴァラン・アフィネ」に一本化すると同時にIGP(地理的表示保護)を申請しました。「最高のブリア・サヴァランをつくりたい」というデュラン氏の想いが伝わってくるようなクリーミーな逸品。その評判も売上げも伸び続けました。さらに、2000年には大きな投資をして工場を新設し、海外輸出にも力を入れ始めます。2003年頃から市場が熟成タイプに重心を移し始めると、大きなコンクールにも出品し次々と金賞を獲得していきました。2014年10月、世界遺産の登録に先んじて近代工場を完成。型入れはすべて機械化され生産効率も上がり、2017年1月19日、念願のIGPを取得してさらに需要は高まり、生産力をアップさせていきました。
 「ブリア・サヴァラン」の歴史は1930年に遡り、パリの老舗チーズ店“ アンドルゥエ“ の創業者、アンリ・アンドルゥエ氏が命名したと言われます。ブリア・サヴァランは法律家&政治家で、「味覚の生理学」の著者として知られ「あなたが普段から食べているものからあなたがどんな人であるか、当ててみせよう」「チーズのない
デザートは握りしめない握手のようなものである」がしばしば引用されます。当時、クリームを加えたリッチなチーズは大変珍しく人々の話題をさらい、高級チーズとしてデビューしたのでしょう。IGP登録の伝統的な大きさは500gですが、人気があるのは200gのもの。さらに小さな100gサイズも流通していますが、今回ご紹介するのは200g のものです。ふわふわの白かびに覆われた美しい姿とクリーミーで上品なコクをもつ、この季節にぴったりなエレガントなチーズです。ブルゴーニュのワインを合わせ、豊かで美味しい時間をお楽しみください。