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今月のチーズのお話

2020 September

ブルー ドーヴェルニュ Bleu d’Auvergne
ブルー ドーヴェルニュ Bleu d’Auvergne

掲載日:2020/09/24

ブルー ドーヴェルニュ Bleu d’Auvergne

ブルー ドーヴェルニュ Bleu d’Auvergne 

「ロックフォール」の製造と兼ねて、細々とチーズ造りをしていた農家の青年の興味本位から偶然に生まれたブルーチーズと言われています。「ロックフォール」とは乳種が違い、こちらは牛乳製。やや高めな脂肪分を含む生地はこってりとクリーミィな食感を持ち、独特の力強い風味の中に青かびの刺激が混ざります。
 ロックフォールにヒントを得て生まれたオーヴェルニュ産のブルーチーズ「ブルー・ドーヴェルニュ」が歴史に登場するのは19世紀中頃のことです。チーズの最古参といわれるカンタルの故郷は、穏やかな起伏の牧草地帯が広がる長閑な田園地帯ですが、貧しい農家ではカンタルをつくる量の乳が搾れず、小さなチーズをつくっていました。この小サイズのチーズが「ブルー・ドーヴェルニュ」の起源といわれています。
 品質の高いブルーチーズを製造するラカイユ社は、第二次世界大戦後の貧困から地域を立て直すため、ラカイユのアントワーヌ・サルリエーヴ市長が旗振り役となり1948年に設立された会社です。1971年には協同組合となり、銘品となる数々のブルーチーズを生み出しました。社屋はサンシー山麓の裾野にある標高950メートルに位置し、近隣の牛乳生産者とのパイプをしっかりと守り続けています。農家の規模は小さめで1軒あたりの乳牛飼育頭数は30~50頭。この土地ならではの豊かな牧草をたっぷりと食み、幸せに暮らす牛から搾乳した原料乳が素晴らしいからこそ、美味しいチーズが生まれるのです。フランス各地のチーズ商たちからも信頼が厚い理由は、チーズの品質だけではありません。現在営業を担当されるオリヴィエ・ポペールさんの笑顔と営業力が大きく貢献しています。
 AOP規定では20~25リットルからひとつ(2.5~3kg)、最低4週間の熟成を経て出荷が可能となります。4週間ではブルーがまだ尖っている状態ですが、日本に届くのは2~4週間熟成を経たものです。入荷後はフェルミエのカーヴで状態を見ながら追熟させていますので、クリーミィでバランスの取れた味わいになります。
 パンにたっぷり乗せて召し上がっていただくのはもちろんですが、サラダにトッピングやトーストするのもおすすめです。素朴ながらも、旨味と塩気と青かびの調和が安定した味わい。リーズナブルな価格でお届けできるのも嬉しいことです。お気軽に存分にお召し上がりいただきたいと思います。