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今月のチーズのお話

2020 January

サン フェリシアン Saint-Félicien
サン フェリシアン Saint-Félicien

掲載日:2020/01/27

サン フェリシアン Saint-Félicien

サン フェリシアン Saint-Félicien 

牛乳製のソフトチーズ、サン・マルスランよりもひとまわり大きい、濃厚でクリーミィな味わいのサン・フェリシアン。生地はきめ細やかで、とろっとなめらかな中身は、ヘーゼルナッツを思わせる香りも楽しめ、酸味もおだやかでミルクの甘みが感じられます
 サン・マルスランよりひとまわり大きくクリーミーで濃厚なサン・フェリシアン。より柔らかで扱いにくいこともあり、日本ではなかなか定着してきませんでした。20世紀初め、リヨンにある乳製品の会社がサン・マルスランをヒントに余ったクリームを使ってつくり始めたチーズと言われています。もともとは山羊乳製だと言われますが、山羊乳に牛乳のクリームを入れたことや、何故「サン・フェリシアン」という名前にしたか等は不明です。  さて、今回ご紹介するロシャ社は、ヴェルコール山麓の麓、 標高600メートルにある1970年に設立された家族経営の会社です。EU衛生基準により2000年に改装され、生産量を少しずつ伸ばしてきました。農家製でのスタートでしたが、彼らが持っている牛は46頭(搾乳牛そのうち30頭)しかおらず、乳量が足りず、近隣の農家から牛乳を買うことになったため、農家製は名乗れなくなりましたが、製造は丁寧で機械化はされていません。製造を担当するのはジャンから息子のフロリオンへと受け継がれています。親子でチーズ製造を楽しむ様子は見ていて微笑ましく、こちらも楽しくなりました。 ほとんどのチーズは地元で消費されており、お嬢さんのマリアン(フロリオンのお姉さん)がサスナージュやグルノーブルのマルシェで販売をされているそうです。末っ子のローリーは事務担当。牛の世話、採草地の草刈り、またこの地域伝統のクルミ畑も3haあり、収穫から洗浄、選別、乾燥後に販売と農家はどこも同じだと思いますが、家族の協力がなくては成り立ちません。
 とろけるようになめらかで、優しい酸味とミルクの甘みがサン・フェリシアンの魅力です。パンにたっぷりのせて召し上がっていただきたいと思います。 そしてロシャ社の主要商品である2015年にIGPを取得したサン・マルスランも是非この機会にあわせてお楽しみいただければ幸いです。