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今月のチーズのお話

2016 December

ボスケット アル タルトゥーフォ Boschetto al Tartufo
ボスケット アル タルトゥーフォ Boschetto al Tartufo

掲載日:2016/12/27

ボスケット アル タルトゥーフォ Boschetto al Tartufo

ボスケット アル タルトゥーフォ Boschetto al Tartufo 

牛のミルクの新鮮さと羊のミルクの甘味をあわせ持つ混乳製の生地に、刻んだ黒トリュフと‘Tubeer Albidium Bianchetto’と呼ばれるトリュフが混ぜ込まれた。香り高いチーズ。
 フィレンツェから約30km北上したムジェッロ渓谷、ヴィッキオという人口1万人にも満たない村にイル・フォルテート社はあります。
 荒れ果てた農家や寂れた教会を建て直そうと、同じ志を持つ仲間15人が1972年より村に通い、5年後の1977年には共同酪農場を建て、チーズ製造をスタートさせたのです。600ヘクタールの土地や朽ちた家々、教会を55万ユーロで購入し、先ずは道や水道の整備から始めました。
 たった3頭の牛と40頭の羊を飼うところからはじめたチーズ事業が、今日ほど大きく成長したのは、明確なヴィジョンと努力、そして営業を担当してきたステファノ・サルティ氏の情熱があったからこそに他ならないでしょう。伝統の「ペコリーノ・トスカーノ」をはじめ、白かびチーズやフレッシュチーズ、フレーヴァー入りなど、現在では約30種類のチーズを製造しています。
 「ボスケット・アル・タルトゥーフォ」(トリュフの森)は、イル・フォルテート社のラインアップの中でもっとも高価なチーズになります。牛乳と羊乳の混乳からつくられる生地はとてもまろやか。カードには“Tuber Albidum Bianchetto”と呼ばれるトリュフが混ぜ込まれています。トスカーナの南、ウンブリアはトリュフの有名な産地ですから、それだけでも贅沢な味わいといえるでしょう。白かびやウォッシュなどトリュフが入ったチーズは、通年見かけられるようになりましたが、気品のある香り高い「ボスケット・アル・タルトゥーフォ」は昔からの冬の定番商品です。スライスして軽く温めると、より一層香りが立ち上がります。ぜひ、同郷の赤ワインと合わせてお楽しみください。