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今月のチーズのお話

2016 August

エルッチャ Elutcha
エルッチャ Elutcha

掲載日:2016/08/25

エルッチャ Elutcha

エルッチャ Elutcha 

ペライユに次ぐヒット商品を生み出そうと創業者ドンブル夫妻の3人の子供たちが初めて協力して開発し、商品化したチーズ。むっちりと柔らかく、香り高く濃厚な味わい。
大西洋と地中海に囲まれたフランス南西部には、コース(Causses)と呼ばれる石灰岩の高原が広範囲に広がっています。この辺り一帯は昔から羊の飼育が盛んに行われていました。
2004年に開通した世界一高い高架橋のあるミヨーは革手袋のキャピタルとして栄えましたが、かつてはコース台地の羊が大いに貢献していたのです。ミヨー近郊で生まれたジャン・フランソワ・ドンブルさんのお父さまは革手袋の腕利き職人だったといいます。
やがて手袋の産業が衰退してからは手袋工場も相次いで閉鎖されていきました。
まだ、ロックフォール用に羊乳を販売していましたが、法律改定により集荷エリアから外れてしまったため、農家を継続することが難しくなっていきました。
そんな厳しい条件の中で、ドンブル家は羊農家として新しく出発します。
ロックフォールに依存しない土地のチーズ「ペライユ」の製造販売をスタートさせました。
その後、ペライユのAOC推進委員長に就任したドンブル氏は、奥さまのロジーヌとともに地元の政治家を引き入れてペライユの宣伝活動を行ってきました。
今では成長した3人の子供たちがそのバトンを受け継ぎ、カバスの過疎化を食い止めようと必死に努力しています。
ペライユに次ぐヒット商品を生み出そうと、ジャン・フランソワとロジーヌが考案したのが褐色の外皮を持つ熟成タイプの「エルッチャ」です。
次女のエリーズ(Elise)、 長女のルーシー(Lucie)、長男で末っ子のシャルル(Charles)、3人の名前から名付けられたエルッチャは、約2ヶ月の熟成を経ています。
中身はむっちりとしてミルクの旨みたっぷりの濃厚な味わいです。
標高850メートル、カバスの高原の健康な羊たちからの贈り物をじっくりと味わっていただきたいと思います。