ナチュラルチーズ専門店&チーズ 通販のフェルミエ http://fermiershop.com

今月のチーズのお話

2016 June

カルニア アルトブット ストラヴェッキオ
カルニア アルトブット ストラヴェッキオ

掲載日:2016/06/24

カルニア アルトブット ストラヴェッキオ

カルニア アルトブット ストラヴェッキオ 

カルニア地方でつくられるこのチーズは、同郷の「モンターズィオ」とよく似た印象があります。パイナップルのような果実味ある香りをもち、特に2年以上の熟成を経た「ストラヴェッキオ」は身もよく締まり、噛みしめるほどに濃厚な旨味が広がります。
イタリア北東のフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州を代表するチーズといえばモンターズィオです。
13世紀、ウーディネの修道院でつくられていたチーズは平野部に広がり1986年にDOC(1996年よりDOP)を取得するや生産量も伸びていきました。
2000年以降はワイン生産やサンダニエーレのプロシュートも注目を浴びるようになります。
フリウリ県はアルプスからアドリア海まで広がりますが、北部のカルニア地方には自治を求める傾向が強く、「アルト・フリウリ県」として分割することについての住民投票が行われたことがあるといいます。
DOPの指定地区として「モンターズィオ」を名乗るより、たとえDOPはなくとも「カルニア」という名前で販売しようと、製造の際に側面に巻くベルトに「CARNIA ALTO BUT」を刻んだのです。
アルトとは高い、ブットは谷の名前です。イタリア北東部の最後の山奥といわれる地域。
スライスしたじゃがいもと玉ねぎを炒めてチーズを入れて焼いたお好み焼きのような郷土料理「フリッコ」の発祥の地でもあるのです。
熟成の段階ごとに、フレスコ(2ヶ月)、メッツァーノ(6ヶ月以上)、ヴェッキオ(1年以上)、ストラヴェッキオ(24ヶ月以上)と呼ばれます。
フェルミエで扱うのは、パイナップル香りがしっかりと感じられるストラヴェッキオです。パルミジャーノ・レッジャーノと同じようにナイフでかち割りにしてお楽しみください。