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今月のチーズのお話

2015 October

ブリヤ サヴァラン アフィネ <デュラン社>
ブリヤ サヴァラン アフィネ <デュラン社>

掲載日:2015/10/26

ブリヤ サヴァラン アフィネ <デュラン社>
Brillat-Savarin Affiné DELIN

ブリヤ サヴァラン アフィネ <デュラン社> Brillat-Savarin Affiné DELIN

さわやかな酸味と滑らかな口溶けが高名な美食家の名を冠し、世界的な人気を博した「ブリヤ・サヴァラン」を4週間熟成させて造られています。やわらかな薄い白カビに覆われ、クリームを添加した中の生地は非常に口溶け滑らかです。
老舗チーズ商のアンドルゥエの商業者、アンリ・アンドルゥエ氏が1930年頃に命名した濃厚なトリプルクリームのチーズ「ブリヤ・サヴァラン」。名前の由来は美味礼賛の著者である美食家のブリア=サヴァラン(Jean Anthelme Brillat-Savarin~) に因みます。
アンリ・アンドルゥエ氏の父はノルマンディーではよく知られた腕のよいチーズ職人でした。クリームはバターに加工するのが当然だったこの時代、乳にクリームを足してチーズをつくるという彼の発想は珍しく、人々の話題をさらったのがきっかけです。戦後は乳価も下がり、クリームを加えたチーズが次々と開発されていきました。ノルマンディーで生まれた「ブリヤ・サヴァラン」の製造はイル・ド・フランスへと移り、その後、ブルゴーニュが中心となっていったのです。
ふわふわの白かびに覆われた姿が美しい「ブリヤ・サヴァラン・アフィネ」はデュラン社の3代目、フィリップ・デュラン氏によって大きく飛躍しました。1990年より輸出を強化することで、アメリカ、カナダ、ドイツでの市場で成功を収めたのです。2月末に例年パリで開催される「農業祭」のコンクールにおいて、毎年のように金賞を受賞することで、デュランのブリヤ・サヴァランは不動のものとなっていきました。
2014年秋には近代的な工場を完成させ、さらに生産力をアップさせています。今年7月4日、ドイツのボンで開催されたユネスコ世界委員会会議でシャンパーニュとブルゴーニュが世界遺産登録されることが決定しました。デュラン社はブルゴーニュ地方のワイン街道が続くボーヌとディジョンの間にありますから、ますます観光客が増えると大喜び。ブルゴーニュのワインとともに、誰からも愛される最高のブリヤ・サヴァランをつくりたいと熱意をもって取り組んでいます。
ブルゴーニュのワインはもちろん、世界遺産登録が決まったシャンパーニュに合わせても幸せなハーモニーを奏でてくれることでしょう。
※人名は「ブリア」の表記です。

※フェルミエではチーズ名をブリヤ・サヴァランに統一していますが、
 ブリア・サヴァランと呼ばれることもあります。