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今月のチーズのお話

2015 September

ピアチェンティヌ  エンネーゼ
ピアチェンティヌ  エンネーゼ

掲載日:2015/09/01

ピアチェンティヌ エンネーゼ
Piacentinu Ennese

ピアチェンティヌ エンネーゼ Piacentinu Ennese

サフラン入りの鮮やかな黄色の生地に黒胡椒の粒が入っています。「ペコリーノ・シチリアーノ」に比べると胡椒がピリッと効いている分、塩分は穏やか。熟成期間は最低60日。熟成が進むと胡椒とは異なる羊乳製チーズ特有の辛味が出てきます。若いうちはそのままで、熟成が進んだらグリルで楽しんでいただくか、また、粉にしてパスタにかけるなど調味料として使っていただくのがお勧めです。
地中海でもっとも大きな島、シチリアは交通の要衝として重要な位置にあったため様々な文明の洗礼を受けてきました。ブドウ栽培はBC8世紀から、チーズの歴史はBC9世紀にまで遡ることができます。シチリアを代表するチーズといえば、全島でつくられる羊乳製の「ペコリーノ・シチリアーノ」です。地域によって、あるいは家庭ごとに大きさも違います。DOPは名乗れませんが、粒胡椒や赤唐辛子などもポピュラーです。
サフラン入りの鮮やかな黄色の生地に黒胡椒の粒が入っている「ピアチェンティヌ・エンネーゼ」の歴史も古く、こちらは11世紀まで遡ることができます。伝説によると、当時支配していたノルマン人のルッジェーロ伯が、うつ病でチーズが大好きな妻を元気付けるために、サフラン入りチーズを食べさせたといわれています。高価だったはずの胡椒が入っていたかどうかについての記載が特にはありませんから、当時は胡椒がないものだったかもしれません。
指定される地区はシチリア内陸部のエンナ県。DOPに指定される4ヶ月前、2010年10月の訪問は今も鮮明な記憶に残っています。幹線道路から外れて人家も対向車もいない砂漠の中を、1~2時間も不安な気持ちで走ったところに建つアグリツーリズモは驚くほどモダンでした。DOPに指定される羊は土着品種で3種類ですが、ここで飼育されているコミザーナ羊は耳が垂れ、まるでビーグル犬のように可愛らしく癒されました。工房は栗の樽や葦で編んだ籠などが並び、伝統が引き継がれていることを感じました。
「ペコリーノ・シチリアーノ」に比べると胡椒がピリッと効いている分、塩分は穏やかです。3.8kg前後の円柱形で表皮は籠の跡がしっかりとついています。熟成期間は最低60日。熟成が進むと胡椒とは異なる羊乳製チーズ特有の辛味が出てきます。若いうちはそのままで、熟成が進んだらグリルで楽しんでいただくか、また、粉にしてパスタにかけるなど調味料として使っていただくのがお勧めです。

ピアチェンティヌ エンネーゼ
Piacentinu Ennese

100gあたり 本体価格(税抜)1,200円(税込 1,296円)

●DOP 
●ハードタイプ 
●羊乳製 
●1ホール:約3.8kg
●イタリア シチリア州産